物体転送装置といえば
「 スタートレック 」や
「 電送人間 」などの
SF映画でお馴染みです。
さすがに人間の転送は
未だ実現化されていませんが
インタ―ネットやファクシミリなど
遠くで作られたものが
自分の目の前に現れる。
昔はフィクションでしかなかった話が
実現化していることについて
ひたすら驚くばかりであります。
さらに技術は進歩し
人類の夢を実現するべく
3Dの世界へ突入しています。
2018年12月16日(日)
テレビ東京・日曜ゴールデンで放送の
「 池上彰が選ぶ
今知っておきたい小さなニュース 」
の中で取り上げられていた
フード3Dプリンタなるものが
あるそうです。
これは
にぎり寿司を例にとった場合
高級店の寿司が
そのまま
テレポーテーションされるのではなく
機械がその寿司の形状や色や
味,栄養素などの成分を読み取って
分析をしてからデータを転送すると
転送先の機械がデータに基づき
代替原料のペーストで
それを
立方体の食べられる大きさの形状に
作り上げて
再現するというものらしいです。
だから
食感や味は再現できるのかもしれませんが
“ 目で味わう ” ということは
まだできなさそうですね。
グルメな人間には不向きかもしれませんが
“ 目で食べる ” ということがないので
“ ケーキは別腹 ” なんてことも
なさそうなので
必要以上に食べ過ぎる
ということも減りそうなのが
メリットかもしれません。
ところで
この食材を再現する
代替原料で作られたペーストですが
肉類のたんぱく質を再現する
ペーストに「 cricket 」と
書かれていました。
“ cricket ” とは
昆虫の “ コオロギ ” のことです。
タンパク質は脂肪や炭水化物と並び
人間が摂取しなければいけない
栄養素の一つで
動物や大豆などから
取ることができます。
代替原料で食材を再現する
ペーストには
「豆」もありました。
その他の動物からの摂取となると
通常は豚,牛,鳥,魚といった
ものからとなりますが
これらを安定的に供給するためには
畜産,養殖の技術が必要で
育てて供給するまでの
時間や資源を費やします。
そこで
これらの飼育コストを軽減し
供給量を増加させるために
注目されているのが
「 コオロギ 」です。
一見グロテスクかもしれません。
でも
僕は東京の人間ですが
曳舟にある佃煮店の
イナゴの佃煮が美味しく
ここのイナゴの佃煮が
好きな方がいて
お土産に買ってくるよう
よくお使いを頼まれました。
それから
日常食べていますし
コオロギも同じ節足動物ですからね…。
それと
昆虫の姿については
粉末にしたり
調理法で解決できそうです。
肉や刺身と同じことですよ。
何より
豚や牛は宗教上問題があって
食べられないことがありますが
昆虫食に関しては
宗教上のハードルも
クリアしていことが多いです。
このように
昆虫は
人間の未来に大きな関りを持ち
“ 良い側面 ” で見れば
“ 将来の希望 ” となる
生物資源であることは
間違いないでしょう。
ただ一方で
昆虫を含んだ
“ 蟲(むし) ” に対して
偏見を持った
子供の保護者や教師達から
“ 不快だ ” という声が上がり
それが大きくなったためか
2012年の
「 ジャポニカ学習帳 」の表紙から
昆虫の写真が消えるという
騒動がありました。
これは
蟲の姿に対しての偏見や
蟲そのものに対しての
無知からくる
誤ったイメージでしょう。
それを受けてか
NHKの教育テレビでは
香川照之 氏が
体を張って昆虫の啓蒙活動をする
「 香川照之の昆虫すごいぜ! 」。
この番組は
香川照之 氏の昆虫に対する
“ 熱 ” を感じることができ
かつ勉強になるという
よくできた番組です。
それから
蟲とは関係ありませんが
「ジャポニカ学習帳」の昆虫写真騒動で
“ 不快だ ” という声を
逆手にとってパロディにした
「 江頭2:50 学習帳 」。
それが不快というなら
これならどうだ!
と言わんばかりの !?
スピリットとアイデア。
僕は好きですね!
これに便乗してか
小保方晴子 女史をパロった
“ オボニカ学習帳 ” や
“ 高須クリニック学習帳 ” なんかも
出ています。
ということで
3Dプリンタから
話が広がりましたが・・・。
“ むし ” のはなしは
僕的に
まだ足りていないところがあるので
また回を改めて述べましょう。
以上
読んでいただき
ありがとうございました。