さて
キン肉マン 249話 ですが
ビッグボディ。
ギヤマスターをリフトアップからの
デッドリードライブで投げつけ
その後もさらに猛攻が続き
試合を優位に進めています。
マリポーサの速攻とは違う
ビッグボディの重量感のある攻撃。
マリポーサといい
ビッグボディといい
これは紙面に描かれた
平面のみの漫画なんですが
スピード感や重量感といったものを
見事に表現してますよね。
特に今回の
ビッグボディの
“ 大きさ ” と “ 重み ” です。
例えば
ビッグボディが
サンセットフリップや
パンチを打つコマですが
このコマの絵を
マリポーサに変えた場合には
重量感は感じられません。
これは
今までのストーリーの流れや
前のデッドリードライブなどの
シーンから
読者に重さや大きさを
刷り込ませているので
こういった重量感というものが
現れるんだろうと思います。
それから
一コマの形や大きさを変えたり
「ドォン」,「ガゴォ」,「バゴォ」
といった
劇画風な擬音などの表現を
ふんだんに取り入れた作画力。
こういった重さや大きさの
表現一つをとっても
色んな仕掛けがなされていて
さすがは
プロフェッショナルですよね!
ビッグボディの技は単純なんですが
“ 重み ” が刷り込まれている分
一つ一つの技が効いている感じです。
まあこれは
アンドレ・ザ・ジャイアント の
パンチ一発でも
その繰り出す技のすべてが殺人技であり
フィニッシュホールドになり得るのと
同じですよね。
それだけ “ 強力 ” が
アピールされているということです。
これに対してギヤマスター。
前の試合では
逃げるベンキマンを
どうやって捕らえるかだったので
一回巻き込めば勝ちでしたが
今回は同等,いや,それ以上の
パワーのある ビッグボディ なので
“ トムとジェリー ” のような
展開にはならず
今のところは
力でギヤを止められれば
さらに形状を変えて
回転を上げるといった
力比べの肉弾戦になっています。
ただ,今のこの展開は
相手の実力を窺っている序盤戦で
これから新たな展開に
シフトして行くんだろうと思います。
前回の ベンキマン戦 で
最後にギヤマスターが繰り出した技。
小さなギヤが侵食して
相手の自由を奪い
動けなくした上でギヤに巻き込む
といった
“ 毒蛇 ” や “ 蠍 ”
ないしは “ 蜘蛛 ” が
獲物を捕らえる際に
毒や糸で獲物を動けなくしてから
ゆっくりといただくという狩りの技と
似たような必殺技がありました。
この必殺技はまだ謎に包まれていて
小さなギヤが
どうやって湧いてくるのか?
そして
これらのギヤが
ヤッターマンの
“ ゾロメカ ” のように
単体で動いて
相手を切り刻むことも可能なのか?
未だにわかっていない技です。
今回もその技を
使ってくるんでしょうか?
もし使ってきたとしても
おそらく
一回はビッグボディに
弾かれると思いますが
果たしてその進化形があるのか?
非常に興味深いところです。
一方の ビッグボディ も
このまま “ 強力 ” を活かした
力技一辺倒で貫き通すのか。
あるいは
“ まだ見ぬ ” 身体能力 で
魅せてくれるのか。
中盤の攻防が非常に楽しみです。
ということで
次回の解き明かしに注目しましょう。
以上
読んでいただき
ありがとうございました。