さあ
今週の目玉商品 !!
キン肉マン 240話 ですが
4王子の登場と
アリステラ率いる
オメガの5人が対面しました。
この際
アリステラ が
「なんだ お前らは?」と言いつつ
ゼブラ が
「我らは神の使い」と返したところ
アリステラ
「お前たちのことは 知っているぞ」と
知った上でのやり取り!
時代劇やヒーローものの
“ お約束 ” の場面。
まあ,これがないと
大向うの
「待ってました!」や
「ご両人!」といった掛け声も
成り立たないし
演者と観客(作者と読者)とが
一体となって
劇を盛り上げる効果としての
潤滑油的な間合いでもあるので
このやり取りは欠かせない
場面でもあります。
というか
現在行なわれている話は
カナディアンマンや
ウルフマンたちの
捲土重来ステージから
4王子の登場で
次のステージに行く
引き継ぎの話ですが
「これからどうなるんだろう?」
といった読者に期待させる
“ 間 ” としての効果 や
間奏曲的な役割でもあるので
そこに “ ズッコケ ” などの
笑いを入れたり
“ ほのぼのとした ” 場面など
色々なカットを放り込める回
でもあります。
プロレスのマッチメイクや
物語,演劇などの構成もそうですが
一流のプロは
こういった基本の “ かた ” は
崩してませんよね。
それから
「キン肉マン」は
1979年から1987年までの
8年間の長い連載で
読者も色々な世代がいるわけです。
僕らのような
超人オリンピックあたりから
熱の入っている世代の読者は
ティーパックマンやカレクックたちの
新たな “ 引出し ” に期待してましたし
一方で
タッグトーナメントや王位争奪が
ピークだった世代は
まだ見ぬ “ ビッグボディ ” に
期待するのは当然でしょう。
そういった
各世代の読者の期待を
引き付ける配慮が
今回の王位争奪戦メンバーの登場に
現れてますね。
前回は
悪魔将軍をメインに
完璧超人の使命から遡って
完璧超人始祖の登場による
超人の歴史の話のライン。
それから
キン肉マンネメシスの出生の話の
二つのラインで構成されていました。
そして
スグルをセミファイナルに回し
メインを張るほどの
圧倒的存在感のある悪魔将軍。
敵役のキャラも
悪魔将軍に対峙するだけの
存在感にするため
“ あやつ ” として
多くを語らずに神格化させていった
ザ・マン。
それとは対照的に
口数も多く
ネメシス と同じく
ステージを盛り上げていった
サイコマン。
さらには
既に神格化されている
シルバーマン の
“ 完全体 ” での登場などで
読者を満足させましたが
今回は
悪魔将軍 VS ザ・マン に
匹敵するだけの存在感が
アリステラにあるのか
疑問符が付くんですよね。
だからおそらく
メインにはならないでしょう。
また前回と同様に
オメガの民の歴史の話とは
別ラインで
他のメインとなる話が
展開すると思うので
悪魔将軍と同等の存在感のある
キャラの登場が期待されていることは
間違いないと思います。
そうすると
新たな勢力となる上位集団が
登場すると思いますが
どんな勢力なんでしょうか?
そして
シルバーマン のような
ビッグなゲストキャラとして
登場するのは “ アタル兄さん ”
なんでしょうかね?
あるいは意表を突いて
“ シシカバ・ブー ” とかね !?
それから
ジャスティスマンの動きも
気になりますね―。
というわけで
期待を込めながら
次回の解き明かしを
待つことにしましょう。
以上
読んでいただき
ありがとうございました。