オメガの民と運命の王子たちの
戦いも進んで行き・・・
ゼブラ が マリキータマン に
敗れるという番狂わせ !? が
ありました。
そして
現在行われているのは
スグル VS パイレートマン
パイレートマン の 超人強度 は
破格の “ 8000万 ” パワー。
バッファローマン 初登場時の
1000万パワー と同じく
これからとんでもなく大きな奴を
相手にしないといけないのか!
と,読者に印象づける
客観的な数値を使っての
アピールですね。
しかも
マグネットパワーも
備わっているという強力さです。
でも
さすがはパイレートマン
自らのパワーに
過信してはいないようで
“ 数値だけで語るなら ” とか
“ そんなものは
何のあてにもならーん! ”
と,数値をのみを
評価の対象にはしていないようです。
まあ
一般社会においても
会社の上司なんかに
数字至上主義の方々は
多々いますけどね・・・。
そういった物事を
一つの方向からしか
捉えることをしない輩とは異なり
この辺りが
パイレートマン は
マリキータマン と一緒で
つわもの感 が出ていて
器量 を感じるんですね。
確かにパイレートマンが
数値のみに固執していないのは
前の試合で
マリキータマンが
ゼブラにを圧倒したことに鑑みて
マリキータマン の 超人強度 も
相当だと思いますが
さすがに ゼブラ の 1億パワー は
超えていないでしょう。
でも圧勝と言っていいくらいの
勝ちっぷりでした。
それから
過去の超人たちの戦いを見て
何千万単位のパワー の
超人 からして見れば
95万 の テリーマン であろうが
60万 の カレクック であろうが
25万 の ティーパックマン であろうが
感覚的にあまり変わらないでしょう。
何千,何億円の不動産の売買になると
十万円単位なんかは
あまり気にならないほど
麻痺してしまうのと同じです。
でも テリーマン や ラーメンマン たちは
彼らに対して勝利している。
実際に
相撲 なんかでも
数値的にも見た目的にも大きい
小錦 や 曙,武蔵丸 が
小兵の 舞の海 に負けたり
野球 でも
2割前半の低打率しかない
外国人選手 に
大事な場面でホームランを
打たれたりするわけで
ここ一番に強い奴っていうのがいて
またそういった場面では
特に不気味なオーラが漂ってくる。
こういった数値では測れない部分があるから
勝負は面白いんですよね!
特に プロレス では
その辺が
マッチメイクの醍醐味 でもあります。
懐かしい話ですが
全日本プロレス の
1981年の チャンピオン・カーニバル で
ブルーザー・ブロディ
VS
ウェイン・ファリス
において
ブロディ が ファリス を
僅か “ 16秒 ” でフォール勝ちし
ファリスは文字通り
プロレス史に残る
“ 秒殺 ” をされてしまったわけですが
しかし
ファリス は
元NWAチャンピオンの実力者
ジャック・ブリスコ 戦では
30分時間切れのドローに持ち込む
底力を見せました。
この ウェイン・ファリス は
後に ホンキー・トンク・マン として
アメリカマット界で活躍した
実力派ということは
プロレスファンならばご存じでしょう。
一方の
ジャック・ブリスコ は
私の好きなレスラーの一人で
玄人受けするバランスのとれた
テクニシャンで超一流ではありますが
ジャイアント馬場 も
実力は超一流だが
一発の意外性や怖さがない!
というような
ブリスコ評をしています。
だからマッチメイクの際に
意外な伏兵に苦戦する場面があっても
違和感がないと踏んだのでしょう。
それから
超一流レスラー というのは
“ 上手い ” 受け方,負け方 も
テクニック なので
それらも含めて
“ 超一流 ” である必要があります。
その点では
ジャック・ブリスコ
VS
ドリー・ファンク・ Jr.
の試合は
正統派プロレス の
“ 教科書 ” というべき試合で
玄人ファンを
唸らせるものであります。
さらに加えると
ドリー・ファンク・ Jr.
VS
ホースト・ホフマン
この試合もシビレルほど大好きです!
派手な試合を好むファンには
物足りないかもしれませんが…。
こういった
ブリスコ や ホフマン といった
テクニシャンの魅力と強さ を
引き出すには
ドリー・ファンク・ Jr. や
ザ・デストロイヤー といった
プロレスを知り尽くした
権威の象徴としての
元・世界チャンピオン が
当てられています。
相手の強さを存分に
引き立たせながら
好勝負を展開し
観客を唸らせることができる
ドリー・ファンク・ Jr. や
ザ・デストロイヤー も
言うまでもなく
“ 超一流 ” です!
そして
彼らをはじめ幾多の レスラー の
能力を見極めた上で
操縦して持ち味を引き出させて
われわれに
エンタテインメントを提供した
“ 御大 ” ジャイアント馬場 は
“ 偉大 ” だったということですね。
AJPW - Jack Brisco vs Dory Funk Jr.
話をキン肉マンに戻して
今回の パイレートマン は
数値的なパワーもさることながら
スタン・ハンセン や
ブロディ のような
破壊力もありそうで
一発の不気味さも匂ってきます。
それと
断崖に立つ スワローズ・ネスト
ということも踏まえると
スグル が
リングアウト的な負けもあるのかな !?
といった予想もできるんですよね。
マリキータ,パイレート
そして アリステラ と3人残れば
バランスもいい感じだしね。
ただ
アリステラと
パイレートマンはわかりませんが
マリキータマンは
先の試合で
出し切ってしまった感じがあって
この後
引き出しがこれ以上あるのかな
といった懸念もあります。
ということで
これから
スグルとフェニックスは
彼らとどう戦うのか?
セオリー通り勝ち進むのか !?
はたまた
一発に沈んでしまうのか !?
それは
次回以降の解き明かしを
楽しみに待ちましょう。
以上
読んでいただき
ありがとうございました。