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えかきのまどや 雑記帳

動物関係,本,映画など 趣味の雑記帳です。

キングシーサーは なぜ強くないのか

怪獣 特撮 映画

ゴジラ対メカゴジラ

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琉球アズミ王族の守護獣

キングシーサーの能力の特徴は

プリズム眼になっている

一方の眼から

敵の放った光線を吸収し

もう一方の眼から

威力を10倍にして発射する

特殊能力を持っています。

 

その他には

動きの俊敏性など

通常の動物が持ち得る能力

以上のものを持っていません。

 

特殊能力のプリズム眼

積極的に放って

攻撃するものではなく

あくまでも

相手の攻撃に対する

防御としての能力であり

 

ゴジラ初代バラゴン熱線

キングギドラ光線といった

通常の動物の能力を超える

攻撃のための

積極的な飛び道具は

持っていません。

 

また

キングシサーの地位

ゴジラを倒せるものは

キングシーサーだけじゃ。」 と

天願老人の台詞にあるように

そこから推察すると

ゴジラの脅威から

沖縄(琉球)を守るための

守護獣であって

 

バランのように

いつ暴れ出すかわからない

破壊神を鎮めて祀る
といったものでもなく

危難が訪れない限り

眠っているだけ

平和な守護獣ですので

 

積極的に

攻撃・破壊をするための

特殊能力は持っていないと

考えられます。

 

しかし

ゴジラでなく

新たな敵 メカゴジラです。

メカゴジラの侵略・破壊を

阻止せんと

現れて戦い,善戦しますが

メガゴジラの想像以上の

攻撃力に押され

為す術がありません。

 

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そこへ

かつて日本を蹂躙した

ゴジラが味方となって現れます。

本作品の ゴジラ

熱線の飛び道具に加え

落雷により

全身を電磁石化させるという

新たな特殊パワーを備えています。

 

かつては敵としていた

強大な攻撃力を持った破壊神

ゴジラと手を組むことで

新たな強敵メカゴジラ

撃破することができました。

 

危難が去り

キングシーサー

万座毛の岩の中で

再び眠りにつきます。

 

これを

日本の自衛隊

米軍にあてはめてみると

見事にあてはまります。

 

防御のみでは太刀打ちできない

新たな強大な敵に対し

かつて日本を

徹底的に破壊し

恐怖に陥れた米軍と

手を結び

米軍の持つ

強大な攻撃力に守られ

敵と対峙するといった構図

非常に似ています。

 

したがって

キングシーサー

日本の立場の投影であり

積極的に攻撃・破壊する

飛び道具を持たず

防御のみの

自然権的能力しか持たない。

 

そのため

多彩で強力な破壊兵器をもった

敵には手も足も出ない

というように考えます。

 

そこで

不十分な部分を

攻撃力を持ったものと

手を結ぶことで

外敵から守っていく

といった結論になります。

 

なお
この映画は

1974年の作品

沖縄県は2年前の

1972年に日本へ返還

されたこともあり

米軍さまさま

ということと

日本は攻撃力を持たない

というアピールをする

ということで

このような設定に

なっているのではないかと

思います。

 

また

外部の者が手を入れて

かき回さなければ

沖縄は平穏であった

と汲み取れるような

メッセージ

この作品に見られます。

 

年月を経て

ゴジラ FINAL WARS  では

沖縄の守護獣である

キングシーサー

X星人にコントロールされ

皮肉にも沖縄を破壊します。

攻撃的飛び道具を

持っていなくても

そこは力をもった怪物であって

コントロールするものによって

破壊兵器となり得るということです。

 

この映画においても

最終的に

破壊神ゴジラの力を借りて

敵を倒すといった

毒を以て毒を制する

形式のストーリーになっています。

 

怪獣特撮娯楽映画としての

見方だけでなく

色々な角度から見れば

これらの映画から

沖縄の歴史について

関心を持ち,見直すきっかけ

になります。

 

また

ゴジラ作品全体を通して

ゴジラという怪獣を

フィルターとして

必要な戦力や

リスクの高い科学技術

人間にとって

欠かせない存在であるとしても

人間がそれをコントロール

しきれるのかという

テーマが込められている

気がします。

 

以上

読んでいただき

ありがとうございました。